ならわい

プロジェクト

奈良県外在住の方々と共に、奈良の企業の事業課題や新規事業に取り組むプロジェクト

初回、参加者顔合わせの様子

人生100年時代に突入し1つの会社で働き続けるだけではなく変化に対応していくことが求められ、副業やパラレルキャリアなどの多様な働き方が進んでいます。さらに、コロナ禍の影響でリモートワークが促進され、私たちの暮らし方・生き方への意識が変化し地方への移住も加速しています。

そのような状況の中、本企画を通して地方での生活を考えている方の移住に対する不安を払拭してもらい、自身の社会人経験が地方でも役に立つ・やっていけるという実感を持っていただくことや、観光地としてだけでなく住むまちとしての奈良の魅力を知っていただき、奈良市への関係人口を増やし移住・起業を促していくこと。さらに、普段は出会うことのない地場企業と外部人材の協働を実施することにより地場企業が外部の知見を取り入れ、事業発展に貢献できることを狙いとして、奈良市観光経済部産業政策課より一般社団法人TOMOSUが事業を受託し、将来的な奈良市への移住・起業などにつながる関係人口創出の為の「ならわいプロジェクト」を実施しました。

【実施概要】

期 間  2022年10月-2023年1月
参加者  9人(3人×3グループ)※全国各地から応募を募り、書類選考・面談を経て選出。
場 所  奈良市/オンライン
参加費  2万円(消費税込/移動交通費、宿泊費、食費などは各自負担)

対象者※原則として奈良県外在住の方を対象
・I、Uターンで奈良に移住を検討している方
・地方での生活・働き方などを体験してみたい方
・地域課題・社会課題解決に興味がある方
・地域の資源を活用した起業を考えている方

【実施内容】

奈良の受入先企業3社(岡井麻布商店/清澄の里 粟/啓林堂書店)それぞれの課題テーマを設定し、
参加者は4ヶ月間にわたり奈良と居住地を行き来しながら課題解決・提案に取り組んでいただきます。

【運営体制】

参加者はチームで各受入先企業の課題に取り組み、チームにはメンターがつき相談ができる体制を整えました。運営事務局は奈良市・BONCHI(一般社団法人TOMOSU)が務めました。

【プログラム】

初回は実際に奈良に訪れていただき、参加者同士のチームビルディングを目的としたワークショップや受入先企業との顔合わせ、フィールドワークを通して企業の方々の思いや課題に直に触れていただきました。

その後オンラインでの提案内容の検討(コンセプト作り・アイデア出し・中間発表)を行い、奈良での最終発表まで提案内容の精度を上げていきます。

受入先企業との顔合わせ
フィールドワーク
フィールドワーク後、各チームの振り返り

その他、各プログラム毎に奈良県内で様々な分野で活躍する方をトークゲストとしてお招きし、奈良で起業する・働くことの多様性を知っていただく機会を創出しました。

※各回のトークゲスト※

【プロジェクトの今とこれから】

参加者・関係者全員での集合写真
懇親会の様子

4ヶ月間を通して各チームが検討してきた内容を、奈良での最終発表にて各企業に向けプレゼンを実施。その中で参加者から「これで終わりではなくこれからも繋がり続ける」「ここからが始まり」という言葉が自然と口にされていたのが印象的でした。

本企画は4ヶ月間という期間限定のプロジェクトではありますが、1つの企業の課題をチームで取り組むことにより、より深く奈良を知り、チームの一体感を作ること。そして奈良での取り組みに対し自分事としての意識を芽生えさせられたことで、観光地の奈良から住むまち奈良へ意識の変化を生むことができると考えます。実際にその地を訪れそこで生業をしている方々と対話すること、自らその一端を担うことでその土地との繋がりを確実なものにし、将来的な移住・起業につながる一助となっています。

本企画は来年度も実施予定です。これからも継続的に奈良の関係人口を増やす取り組みを続けていきます。

▶ならわいプロジェクトの詳細、各プログラムのレポートはこちら

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