ゲスト:劇作家・演出家 平田オリザ氏「よい仕事とは何か」を考える トークイベント “Work Magic NARA vol.6(最終回)”
2021年11月より多彩なゲストと思索を重ねてきた、Work Magic NARA。
未来に向けた最終回。
● Work Magic NARAとは
多様な領域で活躍するゲストを奈良に招き、次代のはたらき方を一緒に考えるトークイベントシリーズ企画。ゲストの話やトークセッションを通じ、「よい仕事とは何か」「よい仕事をするために必要なものは何か」を探っていきます。約2ヶ月に1度のペースで開催し、会場となる創業支援施設BONCHI 4FTENよりオンライン配信も行います。毎回異なるゲストと対話する聞き手は、フラワーアーティスト・クリエイティブディレクターの田中孝幸氏。回を重ねながら「はたらく(=生きる)こと」への思索を共に深めていきます。
● 多様なジャンルのゲスト×「はたらく」
アート、デザイン、カルチャー、ビジネス、学術など、領域を横断して「よい仕事とは何か」を考えます。仕事をする上で大切にしていることや経験の中で培われてきた習慣など、多彩なゲストの「はたらく」をめぐる話を聴きながら、参加者も一緒に仕事やライフスタイルに思いを巡らせ、機智を得る時間を持ちます。また、異なる業界の話に触れることで新たな着想を得て、イノベーションを創出することを目指します。
● Work Magic NARA第6回(最終回) 開催概要
ゲストには日本を代表する劇作家・演出家である平田オリザさんをお迎えします。
平田さんは、世界中で現代演劇の脚本・演出を手掛けられ、演劇界の芥川賞である「岸田國士戯曲賞」を始め、世界の突出した芸術支援者に授与される「モンブラン国際文化賞」など、数々の作品とその芸術活動で賞を受賞。現代劇、舞台芸術、オペラなど多彩な芸術活動を展開されています。また、演劇の手法を用いた多様性理解・コミュニケーション教育などにも注力されてきました。近年では、兵庫県豊岡市にて「演劇のまちづくり」に取り組まれており、2021年4月には演劇と観光を学べる日本初の国公立大学「芸術文化観光専門職大学」の学長に就任されました。
そんな平田さんとのトークテーマは「対話から生み出されるものたち」。
私たちは毎日の仕事や暮らしの中で、「相手を理解して、自らも話す」という対話を繰り返しています。それはうまくいく時もあれば、うまくいかない時もあります。このWork Magic NARAも「対話」を大切に進めてきました。平田さんの演劇というお仕事もまた「他者との対話」の極みです。あらゆる演劇では、目線、声、体の動きが、見る者の想像を掻き立て、一つの感情世界を描いてゆきます。その本質は、私たちの日常とも深く関わるものなのではないでしょうか。
仕事をするとき。大切な人と向き合うとき。新しいことに挑戦するとき。思うように意思疎通ができないとき。私たちが抱いている毎日は「対話から生まれるものたち」で溢れています。そんな毎日と、明日からのより良い「対話」の可能性について、平田オリザさんと一緒に考えてみたいと思います。
劇団経営、教育、まちづくり、政策提言など、幅広い場で活動される平田オリザさんの芸術家としての人物像・仕事像に迫ります。
「“よい仕事”とは何か」という思索の総集編となる第6回。未来へ向けた価値ある一夜です。ぜひ、ご参加お待ちしております。
・⽇程:2022年 11⽉ 17 ⽇(木)19:00-20:30
・場所:BONCHI 4F TEN (〒630-8217 奈良市橋本町 3-1)+オンライン(vimeo)
・定員:30名(現地参加)
・対象:勤務地や職種を問わず、「はたらき⽅」に広く興味関⼼のある⽅
・参加費:現地参加 2,500 円(11⽉ 10 ⽇まで早割 2,000 円)、オンライン参加 1,000 円
(現地・オンライン参加いずれも期間限定でアーカイブ視聴可能)
・主催:⼀般社団法⼈ TOMOSU 後援:奈良県、奈良市
【プロフィール】
聞き手 田中 孝幸(たなか たかゆき)/フラワーアーティスト/クリエイティブディレクター
大学卒業後、出版社勤務を経て独学で花の世界へ。花卸市場勤務時にベルギーのアーティスト:ダニエル・オスト氏と出会い、世界遺産などの展示で協働後、独立。花・植物などの自然要素を表現ツールの中心に据え、文脈を重視したコンセプチャルな作品は多方面で好評を得る。作品制作、空間デザイン、クリエイティブディレクションなどを中心に、国内外企業とのコラボレーション、地方自治体プロジェクト、雑誌連載など多岐に活躍。代表作には、東京の様々な街を舞台に花を生け、独自の花世界を紡ぎ出した婦人画報での連載『東京百花』など。